経済学

中級マクロ経済学

経済学の科目区分「中級マクロ経済学」の書籍6冊を、入門から発展の順に並べています。 そのうち1冊には公式の無料版があります。

大学生を主な対象とし、独学にも配慮して本サイトが整理した読書の目安です。大学公式の学習計画ではありません。購入前に自分のシラバスを確認してください。版によって演習番号などが異なります。

このリストの書籍 · 6
  1. Macroeconomics(マクロ経済学)
  2. The Economy 2.0: Macroeconomics(ザ・エコノミー2.0:マクロ経済学)
  3. Macroeconomics: Institutions, Instability, and Inequality(マクロ経済学:制度・不安定性・不平等)
  4. マクロ経済学
  5. Advanced Macroeconomics(上級マクロ経済学)
  6. Recursive Macroeconomic Theory(再帰的マクロ経済理論)

学習ガイド

短い試行課題で三冊を比べ、章を指定した六段階の順路で学び、解答付き例題と前提を変える追加問題で推論を確かめます。

読む順番

  1. Macroeconomics(マクロ経済学)

    Paul Krugman; Robin Wells 初級

    物語や実際の経済の出来事を通じて考え方を説明することで知られる、入門レベルのマクロ経済学教科書である。生産、失業、インフレ、成長を考えるための標準的な道具を築き、それを財政政策・金融政策、インフレとディスインフレ、国際経済に応用する。代数は短い付録にとどめている。

    前提知識: 経済学の予備知識は不要で、グラフの読み方と基本的な算数があれば十分である。

  2. The Economy 2.0: Macroeconomics(ザ・エコノミー2.0:マクロ経済学)

    The CORE Econ Team 初級 オープンアクセス

    公式の無料版を読む ↗

    失業、需要、物価、金融、政策を事実・制度・モデルで結ぶ無料マクロ経済書。仮定と実証推計を区別して読みます。

    前提知識: 高校代数と図から開始可能。乗数前にストック/フロー、所得構成を区別し、両辺に所得変数のある一次式を解く。

  3. Macroeconomics: Institutions, Instability, and Inequality(マクロ経済学:制度・不安定性・不平等)

    Wendy Carlin; David Soskice 中級

    産出・物価・政策を制度、金融不安定、不平等へ結ぶ中級3方程式マクロ書。入門後に調整経路を比較します。

    前提知識: マクロ入門と代数・図。産出ギャップ、インフレ率、実質/名目金利を復習し、行動関係と政策ルールを分ける。

  4. マクロ経済学

    N. Gregory Mankiw 中級

    第12版は所得、成長、短期変動、金融政策、政府債務を時間範囲の異なるモデルで比べ、固定と調整を意識して読みます。

    前提知識: 経済入門、代数、図。所得計算、名目/実質、ストック/フローを復習し、線形均衡と固定変数を説明できること。

  5. Advanced Macroeconomics(上級マクロ経済学)

    David Romer 上級

    大学院1年次のマクロ経済学の標準的な出発点となる教科書で、成長、景気変動、政策に関する主要理論を形式的モデルで提示し、それぞれを検証する実証研究と対にしています。Romerの叙述は簡潔で自己完結しており、学生が最新の研究を読み、自らの研究を始められる段階まで導くことを目指しています。

    前提知識: 中級マクロ経済学、多変数微積分、基本的な微分方程式が前提で、動学的最適化と計量経済学に触れた経験があると役立ちます。

  6. Recursive Macroeconomic Theory(再帰的マクロ経済理論)

    Lars Ljungqvist; Thomas J. Sargent 上級

    現代の動学的マクロ経済学を支える再帰的手法を教え、それを幅広いモデルに適用する大学院教科書兼参考書。ユングクヴィストとサージェントは動的計画法と確率過程から出発し、消費、資産価格、サーチ、財政・金融政策、不完備市場、動学的契約へと進み、多数の演習問題を備える。

    前提知識: 中級マクロ経済学、多変数の微積分、線形代数、確率を前提とする。演習にはプログラミングの経験があると役立つ。