経済学
経済史と政治経済学
経済学の科目区分「経済史と政治経済学」の書籍7冊を、入門から発展の順に並べています。 そのうち1冊には公式の無料版があります。
大学生を主な対象とし、独学にも配慮して本サイトが整理した読書の目安です。大学公式の学習計画ではありません。購入前に自分のシラバスを確認してください。版によって演習番号などが異なります。
このリストの書籍 · 7
- How the World Became Rich: The Historical Origins of Economic Growth(世界はいかにして豊かになったか:経済成長の歴史的起源)
- Why Nations Fail: The Origins of Power, Prosperity, and Poverty(国家はなぜ衰退するのか)
- A Concise Economic History of the World: From Paleolithic Times to the Present(簡明世界経済史:旧石器時代から現代まで)
- A History of the Global Economy: 1500 to the Present(グローバル経済史:1500年から現代まで)
- Burning Up: A Global History of Fossil Fuel Consumption
- Institutions, Institutional Change and Economic Performance(制度・制度変化・経済成果)
- Economic Origins of Dictatorship and Democracy(独裁と民主主義の経済的起源)
読む順番
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How the World Became Rich: The Historical Origins of Economic Growth(世界はいかにして豊かになったか:経済成長の歴史的起源)
持続的な経済成長がなぜ始まり、なぜ不均等に広がったのかについて、二人の経済史家が学生と一般読者に向けて書いた読みやすい概説書である。一つの原因を主張するのではなく、地理、制度、文化、人口、植民地主義など文献にある主要な説明を、歴史的証拠に照らして比較検討する。
前提知識: 経済学や歴史学の予備知識は必要ない。
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Why Nations Fail: The Origins of Power, Prosperity, and Poverty(国家はなぜ衰退するのか)
国家間の繁栄の差は、地理、文化、無知ではなく主に政治制度と経済制度によって説明されるという広範な議論を展開する書籍です。ローマ帝国から現代のアフリカや東アジアまでの歴史的事例をもとに、機会を広げる包括的制度と、権力と富を集中させる収奪的制度を区別します。
前提知識: 前提知識は不要です。一般読者向けに書かれており、経済学や歴史の背景は必要ありません。
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A Concise Economic History of the World: From Paleolithic Times to the Present(簡明世界経済史:旧石器時代から現代まで)
最初期の農耕社会から21世紀初頭のグローバル経済までを1冊で概観する世界経済史である。著者らは人口、資源、技術、制度を軸に叙述を組み立て、なぜ一部の地域がほかより早く工業化し速く成長したのかという問いに一貫して注意を払っている。
前提知識: 入門レベルを超える経済学の知識は不要だが、生産性などの基本概念に慣れていると読みやすい。
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A History of the Global Economy: 1500 to the Present(グローバル経済史:1500年から現代まで)
1500年以降の世界経済史を、時代ではなく地域ごとに構成し、各地域の専門家が執筆した学部向けの編著教科書である。各章は成長、生活水準、人的資本、制度、不平等に関する最近の数量的研究を要約し、短い橋渡しの章が人的資本、天然資源、貿易、制度などの主題を地域横断的に比較している。
前提知識: 経済史の予備知識は不要だが、GDP、生産性、貿易などの基本的な経済概念に慣れていると理解しやすい。
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Burning Up: A Global History of Fossil Fuel Consumption
公式の無料版を読む ↗とくに1950年以降の化石燃料消費を追い、技術、生産、国家政策、社会制度を歴史統計と結び付けて考える、無料の経済史研究書。
前提知識: 経済史か政治経済学の基礎と、時系列の図を読む力を勧める。エネルギー量、エネルギーサービス、炭素排出量を区別してから数値を比較する。
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Institutions, Institutional Change and Economic Performance(制度・制度変化・経済成果)
新制度派経済学の考え方をまとまった形で示したダグラス・ノースの著作。制度を人間の相互作用を構造化する公式のルールと非公式の制約として定義し、取引費用、執行、経路依存性によって、なぜある経済は成長を促す制度を発展させ、別の経済は停滞を生む制度を持続させるのかを論じる。
前提知識: ミクロ経済学の入門と経済史の概説授業を前提とする。数理モデルの知識は必要ない。
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Economic Origins of Dictatorship and Democracy(独裁と民主主義の経済的起源)
ゲーム理論のモデルを用いて、社会がいつ民主化し、民主主義がいつ定着し、いつ崩壊するのかを説明する研究書である。著者らは再分配をめぐるエリートと市民の対立をモデル化し、不平等、革命の脅威、経済構造が体制のあり方をどのように左右するかを示している。
前提知識: コミットメント問題を伴う動学ゲームを含むゲーム理論と、大学院レベルのミクロ経済学に慣れていることが前提となる。