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Land Law: Text, Cases, and Materials(土地法:テキスト・判例・資料) cover

法学

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Land Law: Text, Cases, and Materials(土地法:テキスト・判例・資料)

Ben McFarlane; Nicholas Hopkins; Sarah Nield

英語原題: Land Law: Text, Cases, and Materials

イングランドとウェールズの土地法を扱うテキスト・判例・資料形式の教科書です。判決、制定法、学術文献からの抜粋を、財産権がどのように設定され、保護され、消滅するかを説明する充実した著者解説で枠づけ、特に登記土地の構造とエクイティの役割に注意を払います。

前提知識: 契約法の最初の科目を履修し、エクイティにある程度親しんでいることが前提です。

難易度レベル
中級
学術レベル
学部
land lawproperty lawregistered landleases and easementsengland and wales教科書

01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

McFarlane, B., Hopkins, N., & Nield, S. (2024). Land Law: Text, Cases, and Materials (6th ed.). Oxford University Press.

章の要約

第6版は27章で、AからHまでの8つの部に分かれている。この区分は、伝統的な主題別ではなく、問いによるものである。各部の見出しは、Introduction、The Content Question、The Acquisition Question、The Shared Home、Priority(防御の問いと土地登記)、Leases、Neighbours and Neighbourhoods、Security Rights である。出版社は、そのアプローチを、著者の解説に、判決からの抜粋、議論を呼んだ判決への応答、著者自身の意見を組み合わせたものと説明し、各章が「中心的論点」の検討で始まり、自己点検の問題と追加調査の注を含むとしている。

第A部 第1〜3章:What's Special About Land?(土地の特殊性とは何か)、What Is Land?(土地とは何か)、Registration(登記)

冒頭の部は、章題から見ると、財産法の主題としての土地の何が特別か、「土地」という語が何を含むか、そして登記がどう働くかを問う。登記は、登記された土地に優先ルールを適用する第E部で再び現れる。

第B部 第4〜7章:Human Rights and Land(人権と土地)、Legal Estates and Legal Interests(法的エステートと法的権益)、Equitable Interests(エクイティ上の権益)、Personal Rights: Licences(人的権利:許諾)

第B部は内容の問い、つまり土地にどのような権利が存在するかを扱う。まず人権と土地(第4章)から始まり、法的エステートと法的権益(第5章)、エクイティ上の権益(第6章)、そして許諾に代表される人的権利(第7章)を示す。

第C部 第8〜11章:Formal Methods of Acquisition: Contracts and Deeds(取得の正式な方法:契約と証書)、Adverse Possession(逆占有)、Proprietary Estoppel(財産的エストッペル)、Trusts(信託)

第C部は取得の問い、つまりある人が土地に関する権利をどのように得るかに移る。契約と証書による正式な方法、逆占有、財産的エストッペル(出版社によれば、最高裁判所のGuest v Guest判決を受けて再構成された章)、そして信託を扱う。

第D部 第12〜14章:Interests in the Home: The Acquisition Question(住居上の権益:取得の問い)、Regulating Co-ownership: The Content Question(共有の規制:内容の問い)、Co-ownership and Third Parties: Applications for Sale(共有と第三者:売却の申立て)

第D部は共有の住まいに関する。章は、住居上の権益がどう取得されるか、共有がどう規制されるか、そして共有者と第三者が関わる売却の申立てを取り上げる。

第E部 第15〜18章:The Priority Triangle(優先の三角形)、Priorities in Registered Land(登記された土地における優先)、Co-ownership and Priorities: The Defences Question(共有と優先:防御の問い)、Reform of the Land Registration Act 2002(2002年土地登記法の改革)

第E部は優先、すなわち権利が、後から土地を取得した者に対して存続するかどうかの問題を扱う。「優先の三角形」(第15章)を導入し、規則を登記された土地に適用し(第16章)、共有と優先を検討し(第17章)、2002年土地登記法の改革を扱う章(第18章)で終わる。

第F部 第19〜21章:Leases(賃借権)、Regulating Leases and Protecting Occupiers(賃借権の規制と占有者の保護)、Leasehold Covenants(賃借権の約款)

賃借権の部は、土地の権益としての賃借権、賃借権の規制と占有者の保護、そして賃借不動産に伴う約款を扱う。

第G部 第22〜24章:Easements(地役権)、Freehold Covenants(自由保有権の約款)、Flat Ownership: Long Leases and Commonhold(フラットの所有:長期賃借権とコモンホールド)

第G部は、隣接する土地どうし、そして建物内の関係を扱う。地役権、自由保有権の約款、長期賃借権とコモンホールドによるフラットの所有である。出版社は、フラットの所有に関する新しい立法案が論じられていると述べている。

第H部 第25〜27章:Security Interests in Land(土地上の担保権)、Lender's Rights and Remedies(貸主の権利と救済)、Protection of the Borrower(借主の保護)

最後の部は、抵当などの担保を扱う。土地上の担保権、貸主の権利と救済、借主の保護である。

主要概念

第A〜C部

  • 登記:土地の権利を記録し保護する制度で、第3章で導入される。
  • 法的権益とエクイティ上の権益:財産権の二つの種類で、第5章と第6章で扱われる。
  • 許諾:土地を使用する人的な許可で、第7章で財産権と対比される。
  • 逆占有と財産的エストッペル:正式な付与以外の方法で権利を取得する二つの経路で、第9章と第10章。

第D〜E部

  • 共有:土地の共同所有と、住居および売却に関する規則。
  • 優先の三角形:競合する複数の権利のうちどれが優先するかを決める枠組みで、第15章。
  • 登記された土地の優先:土地登記制度のもとでの枠組みの適用で、第16章。

第F〜H部

  • 賃借権の約款:賃借権に付随する義務で、第21章。
  • 地役権と自由保有権の約款:隣接する土地の間の権利と義務で、第22章と第23章。
  • コモンホールド:第24章で扱われるフラット所有の形態。
  • 担保権:抵当と貸主の権利、借主の保護で、第25〜27章。

批判的分析

長所

  • 問いを軸にした構成。 各部は、内容の問い、取得の問い、防御の問いなど、答えようとする問いで名づけられている。これにより、どの問題に対しても、権利は存在するか、どう取得されたか、後の買主に対して存続するかを問う道筋が得られる。出版社は、これを著者の「独自のアプローチ」と呼んでいる。
  • 抜粋、解説、意見の併用。 出版社によれば、各分野は主要判決からの抜粋、議論を呼んだ判決への応答、著者自身の見解を通して論じられ、「バランスのとれた」説明を目指している。判例そのものから学ぶ必要のある学生は、一次資料を本書の中に見いだせる。
  • 各章の学習支援。 各章は中心的論点で始まり、解答の指針つきの自己点検問題と追加調査の注を含む。出版社は、電子書籍とLaw Trove版に、自己点検問題、章末問題への答え方の指針、追加調査の注が加わると述べている。
  • 新しさが見える。 出版社は、本版で検討される事件(最高裁判所や控訴院の最近の判決を含む)を挙げ、財産的エストッペルの章の再構成を述べ、フラット所有に関する立法案や新しい学術文献も扱われると述べている。

短所

  • 分量と形式。 判決、制定法、学術文献からの抜粋を含む27章は長く、規則の簡潔な説明だけを求める科目には、叙述型の教科書のほうが扱いやすい。
  • 問いによる順序。 各部が著者独自の問いに従うため、主題が分かれている。共有は第D部に現れ、さらに第E部(第17章)にも現れる。登記は第A部で導入され、第E部で適用される。別の順序のシラバスに従う読者は、部の間を行き来する必要がある。
  • 動く標的。 本版は2024年11月のもので、出版社自身が立法案に言及している。したがって、フラット所有や登記の改革に関する記述は、その後の展開に照らして確認する必要がある。

コースにおける位置づけ

本書は、このコースにおける土地法のテキスト・判例・資料集であり、解説と併せて判決そのものを読みたい学生向けである。最初の出会いには、もう少し短い本が合う。サンドラ・クラークとサラ・グリアのLand Law Directionsは、平易な言葉で図解と設例を備えた入門教科書であり、エリザベス・クックのLand Lawは、脚注の少ない連続した散文による短い入門書で、土地の財産権がどこから生まれるのかを説明する。マーティン・ディクソンのModern Land Lawは、12章を主題別に構成した簡潔な叙述型の教科書で、コンパクトで連続した説明を求める学生に代替となる。

さらに読むなら、ケヴィン・グレイとスーザン・フランシス・グレイのElements of Land Lawは、財産という概念そのものを考察し、比較法の素材を用いる学術的な体系書である。Megarry & Wade: The Law of Real Propertyは、この分野全体にわたる大部の学術的な体系書で、マクファーレン、ホプキンス、ニールドが提供する以上の歴史的・技術的な詳細が必要な点があるときに参照する。

本書の使い方

対象は、土地法や財産法を学ぶ学部生と、主要判例の推論を見たい大学院生である。第C部が信託と財産的エストッペルを含み、第E部が競合するエクイティ上の権利と法的権利の理解に依拠するため、契約法と信託・エクイティの基本的な考え方になじんでおくと助けになる。

実際的な進め方は次のとおり。

  • 中核: まず第A部と第B部で、土地とは何か、登記がどう働くか、どのような権利が存在しうるかを押さえる。次に、先の内容を受けて事例問題の中心となる、優先を扱う第E部。取得を扱う第C部はその後に自然に続く。
  • 主題別: 家族の住まいと共有を扱う科目なら第D部、賃借権なら第F部、地役権、自由保有権の約款、フラットなら第G部、抵当なら第H部。
  • 特色の活用: 抜粋の前に各章の中心的論点を読み、指針を見る前に自己点検問題に取り組み、小論文には追加調査の注を使う。

特定の判決に基づく課題では、判決からの抜粋を全文で読むこと。本書は2024年時点の法を反映しているので、その後の判例と立法案の状況を確認する必要がある。