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Management and Organisational Behaviour(マネジメントと組織行動) cover

ビジネス

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Management and Organisational Behaviour(マネジメントと組織行動)

Laurie J. Mullins; Gary Rees

英語原題: Management and Organisational Behaviour

組織行動論をマネジメントの実践と結びつけて扱う英国の教科書である。組織における個人、集団、リーダーシップ、構造、文化、変革を経営理論と研究に基づいて検討し、概念的な議論に事例研究と、パーソナル・スキルとエンプロイアビリティに関する節を組み合わせている。

前提知識: 経営学や心理学を学んだ経験は必要ない。

難易度レベル
中級
学術レベル
学部
organisational behaviourmanagementleadershipmotivation教科書

01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

Mullins, L. J., & Rees, G. (2023). Management and Organisational Behaviour (13th ed.). Pearson.

章の要約

目次は、「組織行動の学習」と題された導入部、5つの部にまたがる16の章題、そして索引を挙げている。ピアソンは、本書が人と組織の関係の理解を助けるとし、第13版は概念マインドマップと「パーソナルスキル」「エンプロイアビリティ」の項目を通じて、最近の文脈的な課題に対応していると述べている。各部は、職場の状況から個人へ、次に集団とリーダーシップへ、さらに構造としての職場へ、最後により広い組織環境へと進む。

組織行動の学習

第1部の前に、目次上は番号0の導入部がある。出版社のページはその内容を説明していない。

第1部 組織行動と仕事:人と組織の関係/職場環境/組織の対立とストレス

第1部は、人と組織の関係、仕事の環境、そして職場での二つの困難の源である対立とストレスを扱う。

第2部 個人に焦点を当てる:パーソナリティと多様性/学習と能力開発/知覚とコミュニケーション/仕事の動機づけと満足

4つの章が個人に集中する。パーソナリティと多様性、学習と能力開発、知覚とコミュニケーション、そして仕事における動機づけと満足である。

第3部 集団とリーダーシップに焦点を当てる:集団とチームでの仕事/仕事組織におけるリーダーシップ/職場での人のマネジメント

第3部は、個人から集団とチームへ、次にリーダーシップへと進み、行動に関する内容をマネジメントの実践と結びつける「職場での人のマネジメント」で締めくくる。

第4部 職場に焦点を当てる:組織論と構造/構造のパターンと職場設計/組織の統制と権力

職場の部は、組織論と構造、構造のパターンと職場設計、そして組織における統制と権力を扱う。

第5部 組織環境に焦点を当てる:組織文化と変革/戦略、企業の責任、倫理/組織の業績と有効性

最後の部は、視野を広げて、文化と変革、戦略・企業の責任・倫理、組織の業績と有効性を取り上げる。

主要概念

第1〜2部:仕事と個人

  • 人と組織の関係:第1部の冒頭のテーマ。
  • 対立とストレス:「組織の対立とストレス」の章でまとめて扱われる。
  • パーソナリティ、多様性、学習、知覚、コミュニケーション:個人レベルの各章。
  • 仕事の動機づけと満足:第2部の最後の章。

第3〜5部:集団、構造、環境

  • 集団、チーム、リーダーシップ:第3部の中心。
  • 組織構造と設計:第4部の理論、構造のパターン、職場設計。
  • 統制と権力:第4部の1章。
  • 文化、変革、戦略、企業の責任、倫理、業績:第5部のテーマ。

批判的分析

長所

  • 組織行動をマネジメントの中に位置づける。 書名と部の構成から、行動に関するテーマをマネジメントの実践と結びつける本であることがわかる。心理学に基づく通常のテーマに加えて、「職場での人のマネジメント」や「組織の業績と有効性」といった章がある。
  • 明快な進行。 仕事、個人、集団とリーダーシップ、職場、組織環境という流れは、授業の順序として筋が通っている。
  • 学習の補助。 ピアソンは、複雑なトピックのための概念マインドマップ、パーソナルスキルとエンプロイアビリティの項目を第13版の特色として挙げており、コンパニオン・ウェブサイトも付属する。
  • 出版社が述べる位置づけ。 ピアソンは、2021年のフィナンシャル・タイムズ「教育への影響力ランキング」(Open Syllabus の調査に基づく)で、本書がビジネス・経営分野で最も影響力のある教科書のトップ10の一つとされたと述べている。これは出版社の主張である。

短所

  • 出版社の情報のみ。 上記のランキングを含め、入手できる説明はピアソンによるものであり、目次だけでは各章が授業でどのように機能するかを判断できない。
  • 理論は広く浅い。 16章が個人、集団、構造、環境のテーマにわたるため、個々の理論は簡潔に扱われる。動機づけやリーダーシップの理論を批判的・研究的に論じたい読者には、専門書が必要である。
  • テクノロジーの章はない。 出版社は最近の文脈的な課題に言及しているが、目次にはテクノロジーや働き方の変化に関する章はない。

コースにおける位置づけ

本書は組織行動の教科書の一つであり、この分野をマネジメントの実践の内側に位置づけるものである。Robbins と Judge の Organizational Behavior は、個人のテーマから集団、リーダーシップ、組織のシステムへと進む標準的な入門書で、研究の要約がわかりやすい。Buchanan と Huczynski の Organizational Behaviour は、イギリスとヨーロッパの視点に立つ教科書で、経営上の前提により批判的な姿勢をとり、概念を現代の職場の課題に結びつける。

Hatch の Organizations: A Very Short Introduction は、組織を捉えるさまざまな視点への短い入門で、本格的な教科書の前に読むとよい。March と Simon の Organizations は1958年の組織の行動研究の古典であり、Miner の Organizational Behavior 1 は動機づけとリーダーシップの理論についての学術的な概観である。この2冊は後の学習のための専門的な読み物であり、Mullins と Rees の代わりになるものではない。

本書の使い方

本書は、経営系の学部生、広く体系的な説明を必要とする大学院生や MBA の学生、管理職の役割に備える実務家に向いている。ピアソンは、学部・大学院の学習と専門職の研修に適していると述べている。経営学や心理学の事前の学習は必要ない。

実践的な読み方は次のとおり。

  • 中核: 第1〜3部を順に。職場の状況、個人、集団とリーダーシップを扱う。
  • 構造と環境: 授業が組織設計、文化、変革も扱う場合は第4部・第5部。
  • 項目: マインドマップを復習に使い、パーソナルスキルとエンプロイアビリティの項目で各トピックを自分の成長と結びつける。
  • 併用: Buchanan と Huczynski のようなより批判的、あるいは理論的な本を一冊併読し、マネジメントの章にある前提を検証する。