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The Hellenistic Philosophers, Volume 1: Translations of the Principal Sources with Philosophical Commentary(ヘレニズム哲学者たち 第1巻――主要資料の翻訳と哲学的注解) cover

哲学

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The Hellenistic Philosophers, Volume 1: Translations of the Principal Sources with Philosophical Commentary(ヘレニズム哲学者たち 第1巻――主要資料の翻訳と哲学的注解)

A. A. Long; D. N. Sedley

英語原題: The Hellenistic Philosophers, Volume 1: Translations of the Principal Sources with Philosophical Commentary

アリストテレス以後の哲学のための資料集。A・A・ロングとデイヴィッド・セドリーが、エピクロス派、ストア派、アカデメイア派の懐疑論者、ピュロン主義者についての断片的な証言を集めて新たに訳し、学派ごとに配列し、各テクスト群に哲学的・歴史的な注解を付す。第1巻は訳文と注解を収め、単独で使えるように作られている。

前提知識: プラトンとアリストテレスを扱う古代哲学の初級コースを修了していることを前提とするが、この巻ではギリシア語・ラテン語の知識は不要である。

難易度レベル
上級
学術レベル
上級
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01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

Long, A. A., & Sedley, D. N. (1987). The Hellenistic Philosophers, Volume 1: Translations of the Principal Sources with Philosophical Commentary. Cambridge University Press.

章の要約

本巻は約524ページで、二巻本の英語の側にあたる。第1巻は著者自身による新訳と哲学的・歴史的な注解を提供し、第2巻はギリシア語・ラテン語の原文に注と文献目録を付けて提供する。序文と序論のあと、本書は学派ごとに五つの節に分かれ、索引が続く。用語集も本巻に含まれる。序文はこの企画を、アリストテレスの死(前322年)後の三世紀間の哲学を支配したストア派、エピクロス派、ピュロン派、アカデメイア派についての一次史料の収集と論考と述べている。

序文と序論:諸学派(xi–xvi頁、1–10頁)

序文は二巻本の構成を説明し、第1巻は古典世界の歴史的背景を持たない読者にも使えること、用語集と索引によってそれだけで自足するよう作られていることを述べる。「諸学派」と題された序論は、アリストテレスが前272年のアテナイに戻ってくるという想定で始まり、アレクサンドロスの征服と、プラトンとアリストテレスが創設した学園のあるアテナイの魅力が、いかにしてより多様で、より自覚的に体系的な哲学を生んだかを説明する。そのあとに「翻訳と注解」という2ページの節(11–12頁)が続く。

初期ピュロン主義(13–24頁)

最も短い節は、懐疑論とピュロンその人から始まる。ディオゲネス・ラエルティオスの抜粋は、彼の経歴と、認識しないこと・判断を保留することの実践を伝え、何も高貴でも卑しくも、正しくも不正でもなく、人間の行いは習慣と慣行に基づくと彼が主張したと述べている。

エピクロス主義(25–157頁)

この節は物理学から始まり、保存の原理を出発点とする。エピクロスの『ヘロドトス宛書簡』とルクレティウスが、何ものも存在しないものから生じず、万物の全体は他の何ものにも変わらないという主張の出典として挙げられる。この節は約133ページに及ぶ。

ストア主義(158–437頁)

最大の節で、約280ページあり、哲学の課程から始まる。アエティオスとディオゲネス・ラエルティオスは、ストア派が哲学的論述を自然学、倫理学、論理学の三部に分けたこと、そして生物、卵、肥沃な畑など、これらの部分の関係を説明するために用いた類比を記録している。

アカデメイア派(438–467頁)

アカデメイア派の節は方法論から始まる。キケロの『アカデミカ』の一節で、アカデメイア派の立場は、アルケシラオスとゼノンとの闘争、そして何も把握も認識もできないと述べたそれ以前の思想家たちにさかのぼるとされる。

ピュロン主義の復興(468–488頁)

最後の節は、なぜ判断を保留するのかから始まる。ディオゲネス・ラエルティオスはアイネシデモスのピュロン解釈と、懐疑論者が目的として判断保留を掲げ、そこに心の乱れのなさが続くとしたことを記録し、フォティオスはアイネシデモスの『ピュロン主義的論説』の目的を、認識には確固とした基盤がないことを確立することだと伝えている。

索引(489–512頁)

序文と出版社は、用語集と索引が本巻を単独で使えるものにしていると指摘している。

主要概念

学派と課程

  • エピクロス主義:物理学から導入され、保存の原理に始まる。
  • ストア主義:哲学を自然学・倫理学・論理学に分けることによって組織される。
  • アカデメイア派の懐疑論:何ものも把握も認識もできないと否定したアルケシラオスにさかのぼる立場。
  • ピュロン主義:ピュロンと結びつく懐疑論で、アイネシデモスによって復興された。

導入される主要な考え

  • 判断の保留:同意を差し控えること。ピュロン主義者が目的として掲げ、そこに心の乱れのなさが続く。
  • 保存の原理:何ものも無から生じず、全体は他の何ものにも変わらない。
  • 一次史料と注解:古代の報告は、番号付きの段落と出典の表示をつけて翻訳され、注解で説明される。

批判的分析

長所

  • 英語読者にとって自足している。 序文は、本巻が全編英語で、古典の素養なしに使え、用語集と索引によって自己完結するよう作られていると述べる。ケンブリッジの紹介も、単独で使えることを繰り返している。
  • 新訳と、すべての読者を想定した注解。 訳は著者自身のもので、注解は哲学的・歴史的なものとされ、古典世界の素養のない読者を含むすべての読者に向けて設計されている。
  • 四つの学派が一か所にある。 一冊で、エピクロス派、ストア派、アカデメイアの懐疑派、ピュロン派を、後世の要約ではなく一次史料に基づいて扱う。
  • 出典をたどれる。 各抜粋には古代の出典と箇所の番号(ディオゲネス・ラエルティオス9.61–2など)が付され、番号付きの小段落もあるので、読者は研究文献での引用を追える。

短所

  • 対の片方である。 序文は、ギリシア語とラテン語の原文、校訂注、背景情報、技術的な点についての補足的な注解、いくつかの追加テクストを第2巻に置いている。訳を確かめたり原文を見たりする必要のある読者は、第2巻を別に用意しなければならない。
  • 配分が不均等である。 ストア主義は約475ページの本文のうち約280ページを占め、初期ピュロン主義は12ページ、アカデメイア派は30ページ、ピュロン主義の復興は21ページである。懐疑論の授業は、ストア派の授業よりも使える紙幅が少ない。
  • 物語ではなく史料集である。 構成は断片と証言に注解を付けたものなので、その時代の歴史を知らない読者には補助的な本が必要であり、通読するようには設計されていない。

コースにおける位置づけ

本巻は、このコースにおけるアリストテレス以後の時代の史料集であり、プラトンとアリストテレスのあとに読むのが最もよい。Peter Adamsonの『古典哲学』は多くの短い章による物語を提供し、Cooper編のプラトン『全集』とIrwin訳のアリストテレス『ニコマコス倫理学』は、ヘレニズム期の思想家がアテナイで受け継いだ学園の哲学者たちの一次文献を提供する。Catherine Osborneの短い入門書はそれ以前の時代を扱っている。

最も近い仲間は、Kirk、Raven、Schofieldの『ソクラテス以前の哲学者たち』である。序文は、この作品の範囲と目的がその本によく似ているが、資料は二巻に分けられていると述べる。両者は形式を共有する。思想家や学派ごとに配列された古代の原文の選集に注解を付けたものである。合わせて使えば、最初の哲学者たちからアリストテレス以後の諸学派までの流れになる。

本書の使い方

本書は、プラトンとアリストテレスを含む古代哲学の最初の授業を終えた学生に向いている。この巻にはギリシア語もラテン語も必要ない。

まず、序文と序論「諸学派」を読む。合わせて20ページ足らずである。そのあとは授業の内容に応じて選ぶ。一つの学派を扱う授業なら、その節を注解とともに読み、冒頭の抜粋を手引きにする。ストア派なら課程、エピクロス派なら物理学である。懐疑論を扱う授業なら、初期ピュロン主義、アカデメイア派、ピュロン主義の復興を合わせて、約63ページを読む。ストア主義とエピクロス主義は大きいので、主題ごとに選択的に読むつもりでいる。

各抜粋は、その注解より先に読み、古代の出典と、それが直接の引用か報告かを書き留め、同じ学派についての異なる著者の報告を比較する。用語集と索引を使って、技術用語を各節にわたって追跡する。原語でテクストを扱う研究者は、第2巻を併用するべきである。