01 / 読書ガイド
読書ガイド
対象読者
一般史を重ねるより、一つの問題から古代思想を深めたい上級読者向け。哲学と古典社会史の演習にも使える。物体から定義、境界、市場を論じる研究で、学派の中立的な概説ではない。
前提知識
古代哲学の学習と大陸哲学の論証への慣れが強く役立つ。ギリシャ語の語や碑文を丁寧に読み、訳語とそこからの推論を区別する。
扱う内容
境界石、文字、法、用語、物質的存在、ジェンダー、ソロンの政治を追う。プラトン、アリストテレス、ホメロス、碑文をハイデガー、デリダ、ベンヤミンと関係付け、境界を示す実践と概念の形成を論じる。
使い方
古代の証拠と解釈を二列に記録する。一つの碑文や文章について当時の文脈が支えることを確かめ、現代概念につなぐ推論を再構成したい。別の訳・注解と比べ、物質、法、概念の境界の使い分けを追う。
版と出典
OBPの2022年1月刊、紙版ISBN 9781800642669。公式全文はCC BY-NC 4.0で公開し、他の資料は個別表示に従う。導入と章構成からも、慎重な解釈の検討を要する専門研究と分かる。 出版社・著者の資料. 公式全文.