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Learning from Six Philosophers: Descartes, Spinoza, Leibniz, Locke, Berkeley, Hume, Volume 1(六人の哲学者から学ぶ 第1巻――デカルト、スピノザ、ライプニッツ) cover

哲学

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Learning from Six Philosophers: Descartes, Spinoza, Leibniz, Locke, Berkeley, Hume, Volume 1(六人の哲学者から学ぶ 第1巻――デカルト、スピノザ、ライプニッツ)

Jonathan Bennett

英語原題: Learning from Six Philosophers: Descartes, Spinoza, Leibniz, Locke, Berkeley, Hume, Volume 1

ジョナサン・ベネットによる近世の主要哲学者研究全2巻の第1巻で、デカルト、スピノザ、ライプニッツを扱う。テクストを精読し、各論証についてどんな問題に取り組んでいるのか、どう機能するはずなのか、成功しているのかを問い、哲学者たちを歴史上の展示物ではなく議論の相手として扱う。

前提知識: デカルト、スピノザ、ライプニッツのいずれかを原典で読んだことのある近世哲学の授業を修了していることを前提とする。

難易度レベル
上級
学術レベル
大学院
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01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

Bennett, J. (2003). Learning from Six Philosophers: Descartes, Spinoza, Leibniz, Locke, Berkeley, Hume (Vol. 1). Oxford University Press.

章の要約

この2巻本は6人の哲学者を扱う。第1巻は21章からなり、ほぼすべてがデカルト、スピノザ、ライプニッツに充てられ、本文は約380ページである。ロック、バークリ、ヒュームは第2巻に属し、第2巻にはデカルト、ライプニッツ、人格の同一性についての章も加わる。本巻はデカルトの物理学と形而上学から始まり、スピノザ、ライプニッツへと進み、最後の2章でデカルトの確実性の探求に戻る。

第1章:Introduction(序論)

過去の哲学者を同僚、協力者、弟子、論敵として扱う「同僚的」アプローチを説明し擁護する。偉大な哲学者の誤りは、真の洞察と同じくらい示唆に富みうると論じる。

第2〜4章:Cartesian and Aristotelian Physics(デカルトとアリストテレスの物理学);Matter and Space(物質と空間);Descartes's Physics(デカルトの物理学)

第2章はデカルトの物理学をアリストテレス的な考え方と対比し、基本的な種類のものが物質ひとつしかないこと、目的論を排除したことなどの違いを指摘する。第3章は、物質性は延長であるという彼のテーゼ、真空の否定(およびそれへのロックの反対)、固さの概念、空間についての4つの見方、運動についての彼の説明を扱う。第4章は、彼が物質を無限に分割可能と見なさざるをえない理由を説明し、構造と運動から質的な多様性を導こうとする試みの失敗を述べ、彼のループ運動説、衝突の理論、重さの理論を検討する。

第5〜6章:Descartes's Dualisms(デカルトの二元論);Descartes on Causation(デカルトの因果論)

第5章は、デカルトの性質二元論は思想に深く根ざしているので擁護できないと論じ、実体二元論のための二つの論証、すなわち心の不可分性からの論証と想像可能性からの論証を検討する。そこには、想像可能性から現実性へ至る一つの道筋に対するクリプキの擁護も含まれる。第6章は、原因は結果に似ていなければならないという彼の見解の由来をたどり、トロープ(性質事例)の概念と、因果をトロープの移転とする理論を論じ、物体から物体、物体から心、心から物体、心から心への因果についての彼の扱いを説明する。

第7〜10章:Preparing to Approach Spinoza(スピノザに近づく準備);One Extended Substance(唯一の延長実体);Explaining the Parallelism(並行論を説明する);Explanatory Rationalism(説明上の合理主義)

第7章は、スピノザがどの意味で二元論者であり、どの意味で一元論者であったか、彼の汎神論、存在論的証明の独自版、心身相互作用の拒否を説明して準備をする。第8章は実体はただ一つだという主張の根拠を検討し、第9章は心身並行論、彼の「属性」の定義、「表現する」の用法に向かう。第10章は彼の説明上の合理主義、必然性と永遠性の結びつけ方、これが唯一の可能世界だという彼のコミットメントを扱う。ライプニッツもこのコミットメントを避けようと苦闘した。

第11〜12章:Spinoza on Belief and Error(スピノザの信念と誤り);Desire in Descartes and Spinoza(デカルトとスピノザにおける欲望)

第11章は感覚的入力、心的表象、誤りは無知の一種だというスピノザの見解、「十全な観念」の概念、理性は誤りえないことを説明しようとする試みを見る。第12章はデカルトとスピノザの欲望論を比較し、万物は自己の存在を保存しようと努めるという「コナトゥス」説のスピノザによる証明の試みを批判する。

第13〜16章:Leibniz Arrives at Monads(ライプニッツ、モナドに至る);Causation and Perception in Leibniz(ライプニッツの因果と知覚);Leibniz's Physics(ライプニッツの物理学);Harmony(調和)

第13章は、ライプニッツが物質的実体は存在せず、非物質的なモナドこそ絶対的に実在し、物体は現象、空間と時間は観念的だと考えた理由を説明する。第14章は実体間因果と機会原因論の拒否、知覚と欲求についての説明を扱う。第15章は、彼の根拠の原理が物理学にどう関わるか、機械論の擁護、目的論を物理学に持ち込もうとする試みを論じる。第16章は、モナドどうしの普遍的調和の学説、決定論、感覚されない知覚を扱う。

第17〜19章:Animals That Think(思考する動物);Leibniz's Contained-Predicate Doctrine(ライプニッツの述語包含説);Leibniz and Relations(ライプニッツと関係)

第17章は、物質は思考できないという彼の見解、「風車小屋」の思考実験、動物についての説明を扱い、神の存在についてのロックの論証にも余談として触れる。第18章は述語包含説、個体指示の問題におけるその起源、無限分析、偶然性や自由との調停の試みを説明する。第19章は、基礎的な関係的真理はないという彼の見解、空間を関係の体系とする扱い、共可能性、不可識別者同一の原理を扱う。

第20〜21章:Descartes's Search for Security(デカルトの安全の探求);Descartes's Stability Project(デカルトの安定化の企て)

第20章は『省察』における動かぬ基礎の探求を検討し、コギト、全能の欺く者、真理規則、神の役割、いわゆるデカルトの循環に焦点を当てる。第21章は、デカルトは確実性だけでなく、心理的に理解された信念の安定性をも求めているというテーゼを擁護する。

主要概念

第1〜6章:デカルトにおける物質・心・因果

  • 同僚的アプローチ:過去の哲学者を同僚として読み、その誤りから成功と同じくらい学ぶこと。
  • 性質二元論と実体二元論:ベネットは前者は擁護できないと論じ、後者への二つの論証を検討する。
  • トロープの移転:因果とは性質事例がある物から別の物へ移ることだという見解。デカルトはこれを退ける。

第7〜12章:スピノザ

  • 唯一の実体:普通の事物は単一の実体の様態だというテーゼ。
  • 心身並行論:心身相互作用に代わるスピノザの考え方。
  • 説明上の合理主義:正当な「なぜ」という問いにはすべて自明でない答えがあるという見解。
  • コナトゥス:万物は自己の存在を保存しようと努めるという学説。

第13〜19章:ライプニッツ

  • モナド:非物質的な実体。その知覚と欲求が、物体が現れる基底の実在をなす。
  • 普遍的調和:各モナドの活動が他のすべてのモナドの活動と相関していること。
  • 述語包含説:真なる命題の述語は主語に含まれているという説。
  • 不可識別者同一の原理:まったく同じ二つのものはないという原理。

第20〜21章:デカルトにおける安全

  • デカルトの循環:明晰判明な知覚の信頼性についてのデカルトの論証に、循環があるのではないかという嫌疑。
  • 信念の安定性:確実性の探求に伴うとベネットが述べる心理的な目標。

批判的分析

長所

  • 明示された方法。 序論がどの章よりも先に「同僚的」アプローチを述べるので、批判的な立場は最初から表明されている。
  • 論証ごとの検討。 各章の要約からは、ベネットが個々の論証(唯一の実体、コナトゥス説、述語包含説、コギト)を取り出し、成功するかどうかを判断していることが分かり、原典と並べて使いやすい。
  • 哲学者間の比較。 第12章はデカルトとスピノザの欲望論を並べ、第10章は必然性についてスピノザとライプニッツを結びつけ、いくつかの章はロック、カント、クリプキ、ウィトゲンシュタインなど後の哲学者も取り上げる。
  • 適度な長さの章。 大半の章は10〜30ページで、スピノザの並行論やライプニッツの関係論のように、一つの主題だけを取り出して読める。

短所

  • 意図的に選択的。 出版社は、本書が各哲学者の「最も重要な部分」を提示すると述べており、すべての学説を網羅することは目的ではない。章題以外の話題は扱われない。
  • 著者の声が強い。 各章の要約には「誤った」「悪い論証」「失敗した試み」といった判断が繰り返し現れるので、読者は解釈をテクストや他の研究と照らして確かめるべきである。
  • 6人のうち半分だけ。 書名に挙がるロック、バークリ、ヒュームは第2巻にあり、ロックは本巻では主に対比として、また余談の中に現れる。
  • 読む順序。 最もよく知られたテクスト、デカルトの『省察』は最後の2章で扱われ、それ以前の章はすでに彼の形而上学を論じている。

コースにおける位置づけ

近世哲学のリストの中で、これは専門的な研究書にあたる。ギャレット・トムソンの『Bacon to Kant』は各思想家の主要な論証を平易に説明する最初の入門書であり、アンソニー・ゴットリーブの『The Dream of Enlightenment』は一般読者向けの物語的な歴史である。どちらも最初の一冊にふさわしい。デカルトの『Meditations on First Philosophy』は第5、20、21章の前に読むべき原典であり、ヒュームの『Enquiry』は第2巻で扱われる哲学者に関わり、カントの『Critique of Pure Reason』は本書が扱う6人の外にある。

本書の使い方

デカルト、スピノザ、ライプニッツのどれかを少なくとも一部読んだ、近世哲学を学ぶ学部上級生や大学院生に向く。

実践的な読書計画:

  • 中核: 序論。続いてデカルトの二元論と因果を論じる第5、6章、スピノザの一元論・並行論・合理主義を扱う第8〜10章、ライプニッツのモナド、因果、述語包含説を扱う第13、14、18章。
  • 主題別: 物理学の第2〜4章、スピノザの信念と欲望の第11、12章、ライプニッツの物理学・調和・動物・関係の第15〜17章と第19章。
  • 原典との併読: 『省察』を読んだあとで第20、21章を読み、スピノザの各章は『エチカ』の該当箇所とともに読む。

論証を一つずつ取り上げ、ベネットの判定を読む前に自分の言葉で述べ、彼の批判が正しいかどうかを判断する。