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Introduction to Political Science(政治学入門) cover

政治学

政治学

Introduction to Political Science(政治学入門)

Mark Carl Rom; Masaki Hidaka; Rachel Bzostek Walker

英語原題: Introduction to Political Science

無料で自由に利用できる入門教科書で、個人の政治行動やイデオロギーから制度、国家、国際関係まで、政治学という学問を幅広く概観します。人々が政治の場でどのように行動するかに重点を置き、特定の一国ではなく世界各地の事例を用います。

前提知識: 政治学の履修経験は必要ありません。

難易度レベル
初級
学術レベル
学部
introduction to politicsopen textbookpolitical systemscomparative politics教科書

01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

Rom, M. C., Hidaka, M., & Walker, R. B. (2022). Introduction to Political Science. OpenStax. Free official edition: https://openstax.org/details/books/introduction-political-science

章の要約

第1章:政治とは何か、政治学とは何か

冒頭の章は、政治を「誰が、何を、いつ、どこで、どのように、そしてなぜ得るのか」を社会が決める方法として定義し、政治的な出来事をルール、政治環境という現実、そして行為者の選択の産物として捉える枠組みを示します。公共政策、公共の利益、権力、主権、権威、正統性を導入したうえで、規範的政治学(政治はどうあるべきかを、帰結・ルール・徳のいずれかに基づいて論じる)と経験的政治学(政治が実際にどう動くかを、証拠と確率的な一般化によって研究する)を区別します。最後の節では本書の構成、すなわち個人から集団、制度、国家、国際関係へと進む「ミクロからマクロへ」の道筋が示されます。

第2章:政治行動は人間の行動である

南シナ海の緊張を出発点に、最大規模の紛争でさえ個人の決定に基づいていると論じる章です。まず権利、社会正義、誰が統治すべきかといった問いへの規範的な答え(功利主義、リバタリアン、マルクス主義、ロールズの見解、さらに非西洋・フェミニズム・黒人哲学からの異議申し立て)を概観します。続いて行動の側面に移り、速い思考と遅い思考、戦略的行為と表出的行為、自己利益と公共心、行動の部分的な予測可能性を扱い、文脈が選択を左右する例として最後通牒ゲームを取り上げます。

第3章:政治イデオロギー

ベネズエラの経済的・政治的危機を導入事例とするこの長い章は、ギリシアの有徳な統治と混合政体の考え方から、ホッブズ、ロック、ルソー、アダム・スミス、古典的自由主義とミル、さらに介入主義的リベラルとハイエクの論争まで、西洋のイデオロギーをたどります。ナショナリズム、マルクス主義、ファシズム、権威主義を扱った後、現代の民主的自由主義(中道左派と中道右派)、「ニューレフト」(環境主義、フェミニズム、批判的人種・ジェンダー理論、民主社会主義、先住民主義的連邦制)、保守ポピュリズムと結びついた「ニューライト」を整理します。最後に、科学的社会主義、バーク的保守主義、宗教的過激主義という、イデオロギーそのものを拒む立場を取り上げます。

第4章:市民的自由

COVID-19のマスク着用義務を例に、個人の自由と共同体への責任がぶつかる場面から始まります。消極的権利・積極的権利のいずれで書かれた憲法か、個人主義的体制と共同体主義的体制、立憲主義(法の支配、制限政府、権利の保障)、手続的デュー・プロセスと実体的デュー・プロセスを説明します。後半の節では、プライバシー、自己決定、表現と信教の自由、移動の自由、被告人の権利、そして新たに登場した健全な環境への権利について各国を比較します。

第5章:政治参加と世論

トレイボン・マーティンの殺害とブラック・ライヴズ・マターの台頭から始まり、政治参加と自己統治を定義し、投票を参加の中心的形態として扱います。アメリカで投票率を押し下げる要因(年齢、所得、人種、ジェンダー、登録制度、有権者ID、ゲリマンダリング、投票疲れ)を検討し、投票以外の参加形態と社会関係資本の考え方を紹介します。後半では、世論とは何か、どこから生まれるのか、世論調査でどう測るのか、なぜ政府にとって重要なのかを説明します。

第6章:集団的政治活動の基礎

この章は個人から集団へと視点を移します。政治的社会化(家族、友人、学校、礼拝の場、ソーシャルメディア)と政治文化を扱い、エリート文化・大衆文化・少数派文化を区別します。続いて集合的ジレンマと集合行為問題を導入し、共有地の悲劇、ただ乗り、囚人のジレンマを取り上げ、権威による規制、私有化、監視と制裁、社会的連帯といった解決策を論じます。議論の枠組みとしてグレタ・トゥーンベリの気候運動が用いられます。

第7章:公民権

公民権を、集団への所属にかかわらず法の平等な保護を保障するものと定義し、立憲主義や世界人権宣言と関連づけます。政治文化と多数派・少数派の力関係が権利保護をどう左右するかを説明し、LGBTQ+の人々、障害のある人々、有色人種、女性、宗教的・民族的少数派に対する侵害を概観したうえで、アメリカの公民権運動やビロード革命からアラブの春、Me Too、ブラック・ライヴズ・マターまでの運動を比較します。最終節では、立法府・裁判所・行政府がどのように変化をもたらすかを考察します。

第8章:利益集団、政党、選挙

EMILY's Listを導入に、利益集団を経済的集団と非経済的集団に分類し、多元主義、撹乱理論、取引理論を比較して、集団の利点を派閥化や経済的偏りと比べて検討します。インサイド・ロビイングとアウトサイド・ロビイングも説明されます。続いて政党と政党システム、候補者中心の選挙運動の時代に政党が弱体化しているという主張を取り上げ、選挙、選挙区割り、選挙人団、相対多数制と過半数制、住民投票と住民発案を扱います。

第9章:立法府

立法府の三つの主要な役割、すなわち立法、選挙民の代表、政府の監視を示し、有権者から行政府への権力の流れ方によって議院内閣制と大統領制を比較します。一院制の効率と、多様な視点を反映する二院制とを比べ、最後に立法府の権力に対する脅威として、行政府の優越、立法府の自己抑制(委任)、分極化を取り上げます。

第10章:行政府、内閣、官僚制

ここでは民主制を大統領制・議院内閣制・半大統領制に分類し、国家元首と政府の長を区別します。大統領の公式・非公式の権力(「ブリー・パルピット」やポピュリズムとのつながりを含む)、首相の選出と解任のされ方、各体制の長所と短所、内閣の機能を説明します。最終節では官僚制の拡大と特徴、そして能力主義に基づく公務員制度を扱います。

第11章:裁判所と法

ジョージ・フロイドの死に続く裁判から始まり、「法の支配」の司法と「法による支配」の司法、裁判官選任の四つの大まかな方法を対比します。裁判所は持ち込まれた争点にのみ判断を下し、判決の執行は他の部門に依存することを説明し、大陸法・コモン・ロー・慣習法・宗教法・混合型の法体系を比較し、刑事法と民事法を区別して、デュー・プロセス、公平性、さまざまな形の司法審査を論じます。

第12章:メディア

1960年のケネディ対ニクソンのテレビ討論を手がかりに、メディアを監視役、すなわち「第四の権力」として、また政府と市民をつなぐ経路として示します。印刷物、ラジオ、テレビ、インターネットの歴史をたどり、所有の集中と国営放送を論じ、選挙報道の競馬的な性格を検討し、ソーシャルメディア、アルゴリズム、誤情報、そして分極化と結びついた信頼の低下を考察します。

第13章:統治体制

この章は、政府を領域に対する権力と権威によって定義し、ウェーバーによる伝統的・カリスマ的・合法的という正統性の源泉を、プロパガンダ、市民的不服従、革命とあわせて用います。現代の体制を分類し、強硬な権威主義と穏健な権威主義(北朝鮮とモロッコが例)を代表制の諸形態と区別し、最後にハンガリーとインドを例に、非自由主義的な代表制体制の広がりを取り上げます。

第14章:国際関係

国際システムを紹介する章です。軍事的・経済的・政治的な権力(ソフト・パワーを含む)、行為主体の種類、主権とアナーキー、紛争を説明するための分析レベル(個人、国家、国際システム)を扱います。続いて三つの世界観、すなわち安全保障と勢力均衡を重視するリアリズム、リベラリズムとコンストラクティビズム、フェミニズムやマルクス主義などの批判的アプローチを示します。

第15章:国際法と国際機構

乱獲を共有資源の問題として取り上げ、アナーキーのもとでなぜグローバル・ガバナンスが必要か、条約から成る国際法に何ができ何ができないかを説明します。国際連合などのグローバルな政府間機構、欧州連合、NATO、アフリカ連合といった地域機構、そしてNGOから企業、宗教・民族運動、テロ組織、組織犯罪に至る非国家主体を記述します。

第16章:国際政治経済

COP26気候会議を導入とする最終章は、重商主義からアダム・スミスと自由貿易、ブレトンウッズ体制の諸機関(IMF、世界銀行、GATT、のちのWTO)まで、国際政治経済の歩みをたどります。冷戦後に開発と近代化論へと関心が移ったこと、今日の論点(グローバル化と貿易、金融危機、為替相場制度)、そして貧困・不平等・環境危機が資本主義に組み込まれているのかという論争を扱います。

主要概念

第1章:政治とは何か、政治学とは何か

  • ルール、現実、選択:あらゆる政治的出来事を説明するための本書の三要素の視点。公式・非公式のルール、取り巻く状況、行為者の決定を指す。
  • 規範的政治学と経験的政治学:理性と論理によって政治のあるべき姿を問うことと、証拠によって政治の実際の働きを問うことの違い。
  • 正統な権威:ルールに沿ったかたちで行使される、ルールを執行する力。

第2章:政治行動は人間の行動である

  • 速い思考と遅い思考:政治的選択の多くは、労力を要する熟慮ではなく、すばやくほぼ自動的な判断に頼っている。
  • 戦略的行為と表出的行為:結果を得るための行為と、自分が何者かを示すための行為。投票のように一つの行為に両方が含まれることが多い。
  • 最後通牒ゲーム:人々が資源を分ける方法を左右するのは狭い自己利益だけではなく文脈であることを示す、単純な交渉ゲーム。

第3章:政治イデオロギー

  • 政治イデオロギー:政治生活がどのように構成されているか、またどう構成されるべきかについて意識的に抱かれた考えの体系。
  • 社会契約:ホッブズ、ロック、ルソーがそれぞれ異なる形で展開した、政府は自然状態の人々が同意するであろう内容によって評価されるべきだという考え。
  • ニューレフトとニューライト:中道左派・中道右派に対し、スペクトルのより外側から異議を唱える現代の運動。

第4章:市民的自由

  • 消極的権利と積極的権利:政府がしてはならないことの制限と、政府が果たさなければならない義務。
  • 立憲主義:法の支配、制限政府、個人の権利の保障を一体としたもの。
  • 手続的・実体的デュー・プロセス:個人を扱う際の公正な手続きと、その手続きが守るべき権利の保護。

第5章:政治参加と世論

  • 政治参加:投票から抗議活動、オンラインでの関与まで、個人の政治的意思を表す行為。
  • 投票率を左右する制度的障壁:誰が投票するかに影響する登録制度、ID法、ゲリマンダリング、投票疲れ。
  • 世論:ある争点についての個人の見解を集計したもので、世論調査によって測定される。

第6章:集団的政治活動の基礎

  • 政治的社会化:人が周囲から政治的価値観を少しずつ身につけていく過程。
  • 集合行為問題:全員が協力すれば得をするのに、各人には協力しない誘因がある状況。
  • 共有地の悲劇とただ乗り:この問題の古典的な二つの形。権威、私有化、監視と制裁、連帯によって対処される。

第7章:公民権

  • 公民権:人種、性別、能力などの集団的特徴にかかわらず、平等な保護を政府が保障すること。
  • 多数派と少数派の関係:少数派を守るか差別するかという多数派の力。政治文化によって形づくられる。
  • 公民権運動:抗議、ボイコット、市民的不服従、選挙などの大衆行動を通じて、力の弱い集団が変化を勝ち取ること。

第8章:利益集団、政党、選挙

  • 多元主義・撹乱理論・取引理論:利益集団がなぜ形成され、政府が誰の声を聞くのかについての競合する説明。
  • インサイド・ロビイングとアウトサイド・ロビイング:官僚や議員との直接の関係を通じた働きかけと、世論の動員による働きかけ。
  • 候補者中心の選挙運動:候補者が政党に頼らなくなる選挙。政党弱体化の証拠として挙げられる。

第9章:立法府

  • 立法府の中核的機能:立法、代表、監視。
  • 議院内閣制と大統領制:行政権が立法府を経由して流れるか、有権者から直接流れるかの違い。
  • 行政府の優越と立法府の自己抑制:立法府の権力に対する外部からの脅威と内部からの脅威。

第10章:行政府、内閣、官僚制

  • 国家元首と政府の長:儀礼的な役割と政治的な役割。大統領制では一人が兼ね、議院内閣制と半大統領制では分かれる。
  • 公式の権力と非公式の権力:憲法や法律に基づく権力と、説得力のように慣行から生じる権力。
  • 官僚制:階層的・専門分化・規則に基づく専門的な行政。通常は能力主義の公務員制度によって人員が確保される。

第11章:裁判所と法

  • 法の支配と法による支配:すべての人に法的責任を負わせる裁判所と、権力者の地位を固めるために使われる裁判所。
  • 法体系の類型:大陸法、コモン・ロー、慣習法、宗教法、混合型。
  • 司法審査:法律や行為が憲法に適合しているかを確認すること。国によって裁判所が行う場合と、他の機関が行う場合がある。

第12章:メディア

  • 第四の権力(監視役):政府をチェックし、市民に情報を伝えるメディアの役割。
  • 所有の集中:少数の企業が大半のメディアを支配することと、それが内容に及ぼす影響。
  • 分極化と信頼:メディアへの信頼低下が分極化を強め、分極化がさらに信頼を下げるという循環。

第13章:統治体制

  • ウェーバーの正統性:支配を正当とみなす伝統的・カリスマ的・合法的な根拠。
  • 強硬な権威主義と穏健な権威主義:説明責任を負わない体制のうち、人々との協議や利益の尊重の度合いが異なるもの。
  • 非自由主義的代表制体制:選挙で選ばれながら自由主義的な権利規範を拒む政府。

第14章:国際関係

  • アナーキー:主権国家の上に立つ包括的な権威が存在しない状態。
  • 分析レベル:個人・国家・システムの各レベルの要因によって紛争を説明する方法。
  • リアリズム、リベラリズム/コンストラクティビズム、批判理論:この章が比較する三つの世界観。

第15章:国際法と国際機構

  • グローバル・ガバナンス:主権国家の間で共有された問題を管理するためのルールと場。
  • 政府間機構(IGO):国連、EU、NATO、アフリカ連合など、国家が協力する場。しばしば有力な加盟国の意向に左右される。
  • 非国家主体:国境を越えて活動する、正当なものもそうでないものも含むNGOなどの主体。

第16章:国際政治経済

  • 重商主義:富は有限であり、国家の政策によって守るべきだとする考え方。
  • ブレトンウッズ体制の諸機関:戦後経済を形づくったIMF、世界銀行、GATT(のちのWTO)。
  • 近代化論:冷戦後、貧しい国々の開発を促進するために用いられた枠組み。

批判的分析

長所

  • 明確な構成原理。 序文と1.6節が説明するとおり、本書は個人から集団、制度、国際関係へと進み、五つのユニットがその計画に沿っています。早い段階で導入された概念(ルール・現実・選択、戦略的行動と表出的行動)が後の章で繰り返し使われ、第6章は第2章を明示的に土台にしています。
  • 下位分野の統合。 理論・比較政治・国際関係を別々のブロックにせず、規範的な問いと経験的な問いを並べています(第2章ではロールズやマルクスと行動研究が組み合わされています)。立法府・行政府・裁判所に関する比較の素材も、体制類型や国際関係と関連づけられています。
  • 幅広い事例と視点。 事例はベネズエラ、ミャンマー、南シナ海からハンガリー、インド、COP26まで及び、イデオロギーの章では西洋の古典的な系譜に加えて、フェミニズム、先住民主義、保守ポピュリズム、批判的人種・ジェンダー理論も扱います。
  • 学生向けの工夫。 各節は学習目標から始まり、「What Can I Do?」(コミュニケーションやデータ分析などのスキル)、「Where Can I Engage?」、「Show Me the Data」、「Meet a Professional」といった囲み記事が内容を市民生活やキャリアに結びつけます。各章末には節ごとの要約、重要用語、多肢選択式の復習問題、推薦文献があります。

短所

  • 部分的なアメリカ偏重。 序文はグローバルな視点を強調していますが、一部の節は明らかにアメリカ中心です。5.2節はアメリカにおける投票の制約を扱い、8.6節はアメリカの選挙区割り、選挙人団、住民発案を説明しています。アメリカ以外の読者は自国の制度に置き換えて読む必要があります。
  • 深さより幅。 第3章は二千年以上のイデオロギーを八つの節で扱い、第14〜16章は国際関係と政治経済を入門的な概観に圧縮しています。理論家や論争は掘り下げられるというより素描にとどまります。
  • 方法論の訓練は限定的。 第1章で科学的方法、事実、一般化が紹介されますが、第5章の世論調査の素材を除けば、研究デザイン、測定、因果推論を扱う独立した章はありません。
  • 想起中心の評価と時期に縛られた事例。 章末の復習問題は多肢選択式で主に定義を問うものであり、学生用PDFに解答は掲載されていません。多くの事例は2020〜2021年(COVID-19の規制、2020年のアメリカ大統領選挙、COP26)に結びついているため、一部は古くなっていくでしょう。

コースにおける位置づけ

この「政治学入門」のリストでは、OpenStaxの本書はHeywoodとLaingの Politics、およびGarner、Ferdinand、Lawsonの Introduction to Politics と並ぶ、最初の授業のための教科書です。本書の強みは取り組みやすさです。事前の履修を前提とせず、概念を小さな段階で積み上げるため、最初の教科書として、あるいはより密度の高い教科書に苦戦する学生のための無料の副読本として使えます。イデオロギー、国家、グローバル政治をより詳しく学びたい学生は、同じコースに挙げられ、一般により網羅的な概説書とされるHeywoodや、Garnerらの本に進むことができます。

他の二冊は別の目的を持ちます。Lowndes、Marsh、Stokerの Theory and Methods in Political Science は、本書が第1章で触れるにとどまるアプローチと研究方法を扱い、The Oxford Handbook of Political Science は研究レベルの参考書です。どちらも、制度・体制・国際関係の基本的な語彙を身につけた後、本書のような入門書の次に読むのが適しています。

本書の使い方

本書は大学1年生と、政治学を専攻しない可能性のある学生に向けて書かれており、政治学の事前学習は不要です。1学期の授業ではユニットを順に進められます。第1章は本書全体で使われる枠組みと語彙を提供するため必読です。一般的な授業には第2、6、9、10、13、14章が堅実な中核となり、第3章と第4章は政治理論に重点を置く授業に、第7、8、11、12章は権利、政党、裁判所、メディアについて理解を深めるのに、第15章と第16章は国際関係寄りの授業に役立ちます。

各節の学習目標をまず読み、章末の節ごとの要約と照らし合わせて確認するとよいでしょう。復習問題で手早く自己確認をし、実際のグラフの読み取りを求める「Show Me the Data」の囲み記事と推薦文献でさらに理解を広げてください。本書はPDFだけでなくウェブ版でも公開されており、オンライン版には本文で言及される埋め込み動画やリンクも含まれています。

版と出典

本ガイドは、Introduction to Political Science のOpenStax 2022年版(版番号の表記なし)に基づいています。底本は https://openstax.org/details/books/introduction-political-science からリンクされた公式の無料ウェブ用PDFです(ダウンロードしたファイルの著作権ページには、その後の正誤更新を反映した2026年のRice University表記があります)。本ガイドは、序文、目次全体、そして全16章について各章の導入、すべての節見出し、節ごとの要約、重要用語一覧、復習問題と推薦文献の抜粋に基づいており、1.6節(本書の見取り図)と2.4節の最後通牒ゲームの部分は全文を参照しています。