01 / 読書ガイド
読書ガイド
対象読者
美的判断と政治的批評の関係を調べる大学院生向け。文学を文化の資料だけとする見方を批判しながら政治状況の重要性も保つ。批評が共同体について語る際の働きを問える。
前提知識
文学理論とポストコロニアル研究の入門、精読、再現をめぐる議論を学んでおく。批評の対象作品も読み、筋の要約だけに頼らないことが大切。
扱う内容
批評実践、アイルランド、美的再現、Rohinton Mistry、Salman Rushdie、グローバル化の中の語りを扱う。政治経済と形式を結び付けつつ相互への全面的還元を避け、作品がアイデンティティや歴史の証拠として流通する時の構成に注目する。
使い方
導入の問題設定を読み、対象作品の一節と章を並べる。形式の観察、政治状況の主張、それらをつなぐ推論を分け、別の解釈と比較する。美的・政治的洞察を保ちつつ、事例からの過剰な一般化を検討した批評を書きたい。
版と出典
版権頁は2003年とUniversity of Minnesota Pressを記す。回顧的な無料電子版ISBNは9781452975658。出版社Manifoldで全編をCC BY-NC-ND 4.0公開し、文学の引用は別の権利に従う。公開年を原著刊年へ置き換えない。 書誌情報. 無料の全文.