01 / 読書ガイド
読書ガイド
引用
MacKinnon, P. C. B., & Morris, J. F. (2005). Oxford Textbook of Functional Anatomy (2nd ed., 3 vols.). Oxford University Press.
章の要約
範囲とアプローチ
この教科書の第2版は2005年に、三冊に分かれたペーパーバックとして刊行された。第1巻『筋骨格系』、第2巻『胸部と腹部』、第3巻『頭頸部』である。各巻はおよそ225から245ページ。このシリーズは1986年に教科書兼解剖実習書として初めて登場し、1994年に改訂版が出た。著者の前提は、体がどのように作られ、どのように機能するかをしっかり理解することが、現代の非侵襲的画像の解釈も含め、医学全体の基礎であり続けること、そしてほとんどの診断が無傷の生体の診察に基づいていることである。書名の「機能的」という語はこの重点を表しており、構造はその働きと診察のされ方を示すために記述される。
第2版での変更点
第2版は医学カリキュラムの変化に対応している。著者らは、個々の情報が身体構造の原理の理解に役立つか、日常の臨床に役立つかに注意を払った。その結果、解剖実習の手引きと、学生がこれまで不釣り合いに多くの時間を費やしてきた個々の筋の起始と停止は、本文から大幅に削られ、関連する図に示されるようになった。生体の解剖に対する重点は増された。
図版と画像
各巻には、線画、X線写真、臨床写真が混在して掲載され、第2版ではコンピュータ断層撮影(CT)と磁気共鳴画像(MRI)の画像が多数加わった。その多くは本文に組み込まれ、別の小節で順序立てて示されるものもある。『Times Higher Education』の書評は、骨の鉛筆画を、高品質な医学イラストの例として挙げた。
臨床的意義
以前の版よりも臨床との関連が強調されている。同じ書評は一例を挙げている。膝の十字靱帯をただ示すのではなく、それをどう検査するかが示されるのである。簡略化された発生学の記述は残され、各章の終わりには自己評価のための問題がある。
三つの巻
筋骨格系の巻は体の枠組みと運動を、胸腹部の巻は体幹を、頭頸部の巻は題名の示す領域を扱う。各巻に導入の章があり、これらの導入が巻どうしでよく似ていると指摘した評者がいる。
主要概念
本書の範囲に挙げられている主題領域
- 機能解剖学:構造をその働きと診察のされ方を通して説明すること。
- 生体の解剖:解剖台の上だけでなく、臨床診察と画像で見る体。
- 画像解剖:本文に組み込まれたCTとMRIの画像。
- 臨床的意義:構造から導かれる検査と所見。
- 簡略化された発生学:成人の構造を説明するための短い発生の記述。
- 自己評価:各章末の問題。
批判的分析
長所
- 機能と臨床への応用が前面に。 2005年版は構造を診察や検査に結びつけており、構造のリストが役に立たないと感じる学生を助ける。
- 優れた図版。 『Times Higher Education』の評者は線画、X線写真、臨床写真の質を称賛し、良質なCTとMRIの画像が豊富にあることを歓迎した。
- コンパクトな分冊。 各巻は約225から245ページで、実習室に持ち込むことも、地域別の授業と並行して順に学ぶこともできる。
- 教師からの推薦。 同じ評者は学生に本書を勧め、新しい形式で成功するだろうと述べた。
短所
- 評者が気づいた誤り。 評者は、椎間板脱出の節で、腰部で圧迫されるのは一つ下の神経根であるという点が抜けていること、また眼球運動の議論で眼球のねじれ(回旋)が扱われていないことを指摘した。これらは他の資料で確認する価値のある話題である。
- 巻をまたぐ重複。 導入の章が三巻でよく似ており、評者は各巻に必要かどうか疑問を呈した。
- 解剖実習の手引きの削除。 第2版は解剖実習の重点を外し、筋の起始・停止の詳細も省いたため、それらを求める学生は別にアトラスや解剖実習書が必要になる。
- 古さ。 この版は2005年のものなので、より新しい画像技術や臨床の実際は含まれていない。
コースにおける位置づけ
解剖学のコースでは、このセットは機能と臨床に重点を置いた教科書で、総合的な参考書より短い。ドレイク、フォーグル、ミッチェル(Drake, Vogl and Mitchell)の『Gray's Anatomy for Students』は、各領域を概念的な概観、局所解剖、体表解剖で示し、ダリーとアガー(Dalley and Agur)の『Moore's Clinically Oriented Anatomy』は、詳しい局所の記述と、それに依存する臨床的推論を組み合わせる。エリスとマハデヴァン(Ellis and Mahadevan)の『Clinical Anatomy』は、病棟や試験で学生が使う解剖に集中した、領域ごとの簡潔な叙述である。スタンドリングとタブズ(Standring and Tubbs)の『Gray's Anatomy: The Anatomical Basis of Clinical Practice』は長い歴史を持つ参考書で、スティーブンス、マンロー、オルーク(Stephens, Munro and O'Rourke)の『Crash Course Anatomy and Physiology』はコンパクトな最初の復習書である。
構造がどう働き、どう検査されるかという機能的な説明を求める学生にとって、オックスフォードのこのセットはそれらの本のよい補完となる。
本書の使い方
最初の解剖学のコースにいる医学生や、構造の働きを通して解剖を説明してほしい理学療法、放射線技術などの関連課程の学生に向く。入門的な生物学の背景で十分で、基礎的な生理学は機能面の説明の理解に役立つ。
実際的な進め方:
- 授業のまとまりに合う巻を選ぶ。 対応する授業が始まるときに、筋骨格系、胸腹部、頭頸部の巻を使う。
- 実習の前に読む。 本文を使って問いを立てる。この構造は何をするのか、どう検査するのか、損傷されると何が起こるのか。
- 画像の部分を学ぶ。 CTとMRIの小節で、画像上で構造を見分ける練習をする。
- アトラスを手元に置く。 筋の起始・停止の詳細や同定にはアトラスを使う。
- 章末の問題を使う。 自己評価に用い、各巻が簡潔にしか扱っていない点は別の教科書で確認する。
