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Cretney and Probert's Family Law(クレトニー&プロバート 家族法) cover

法学

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Cretney and Probert's Family Law(クレトニー&プロバート 家族法)

Leanne Smith; Rachel Pimm-Smith; Rebecca Probert; Ellen Gordon-Bouvier; Joanna Harwood; Charlotte Bishop

英語原題: Cretney and Probert's Family Law

Stephen Cretney が創始し Rebecca Probert が引き継いだ、イングランドおよびウェールズの家族法を扱う教科書で、現在は家族法研究者のチームが執筆している。成人間の関係と子どもに関する法的ルールを明確な枠組みで示し、主要な判例と制定法を説明し、法をその社会的・歴史的文脈の中に位置づけている。

前提知識: 家族法の予備知識は不要だが、判例や制定法を読むことに慣れている必要がある。

難易度レベル
中級
学術レベル
学部
family lawmarriage and divorcefinancial remedieschildren lawenglish law教科書

01 / 読書ガイド

読書ガイド

引用

Smith, L., Pimm-Smith, R., Probert, R., Gordon-Bouvier, E., Harwood, J., & Bishop, C. (2026). Cretney and Probert's Family Law (12th ed.). Sweet & Maxwell.

章の要約

本書は全15章で、冒頭に序文、略語表、内容要約、詳細目次があり、巻末に判例表と索引が付く。出版社は、従来型の家族法の講義の構成に対応していると述べており、その順序もそれを裏づけている。最初に成人間の関係とその破綻、次に金銭と財産、最後に子どもと国家である。

第1章:家族法と家族生活

冒頭の章は、この分野と家族生活との関係を紹介する。出版社によれば、本書は問題を社会的・歴史的な文脈のなかに位置づけており、その枠組みはここから始まる。

第2〜4章:婚姻とシヴィル・パートナーシップ;同棲;離婚と解消

これらの章は、成人間の関係の法的形態(婚姻とシヴィル・パートナーシップ)、そのどちらでもなく共に暮らすカップルの地位、そして離婚または解消による婚姻・シヴィル・パートナーシップの終了を扱う。

第5〜9章:家族財産の所有;家庭内虐待からの保護;家族の扶養;離婚または解消に伴う財産の処理;死亡時の権利

中盤は財産、保護、金銭に移る。家族財産の所有、家庭内虐待からの保護、扶養、婚姻やシヴィル・パートナーシップの終了時の財産の分配、そして死亡時の権利が取り上げられる。

第10〜12章:福祉原則;法的親子関係;親責任と子どもの権利

その後、本書は子どもへ移る。福祉原則に始まり、法的親子関係へ進み、親責任と子どもの権利で締めくくられる。

第13〜15章:子どもの養育に関する命令を出す裁判所の権限:私法;子どもの養育に関する裁判所の命令:国家の役割;養子縁組

最後の3章は、子どもの養育に関する裁判所の権限を、まず私的な紛争について、次に国家が関わる場合について説明し、養子縁組で締めくくる。

主要概念

第1〜9章:成人、財産、金銭

  • 婚姻とシヴィル・パートナーシップ:第2章が扱う二つの法的な関係形態。第3章の同棲に関する法と並べて論じられる。
  • 離婚と解消:婚姻またはシヴィル・パートナーシップの終了(第4章)。
  • 家族財産と扶養:家族財産の所有、継続的な扶養、離婚または解消時の財産の処理(第5、7、8章)。
  • 家庭内虐待からの保護:第6章の主題。

第10〜15章:子ども

  • 福祉原則:第10章の章題に挙がる、子どもに関する裁判所の判断を律する原則。
  • 法的親子関係と親責任:誰が法的な親か、それにどのような責任が伴うか(第11〜12章)。
  • 子どもの権利:第12章で親責任とともに扱われる。
  • 養子縁組:最終章(第15章)。

批判的分析

長所

  • 典型的な講義に沿った構成。 出版社は、本書が従来型の家族法の講義の構成に対応していると説明しており、15章の目次は成人間の関係から子どもへと、教えやすい順序で進む。
  • 法理とともに文脈と議論を示す。 出版社によれば、本書は問題を社会的・歴史的な文脈に位置づけ、主要な論争や政策の展開を含むため、規則の説明にとどまらない。
  • 学生を明確に意識している。 出版社の「Textbook Series」の一冊で、学部レベルの学習と、家族法の要素を含む科目を取る非法学部の学生を対象としている。
  • 最新版の更新。 第12版について出版社は、新たな判決(Standish v Standish と Re J (Loss of Parental Responsibility) を含む)と、Courts and Tribunals Bill などの改革提案を挙げている。

短所

  • 家族の広い生活への射程がやや狭い。 章立てには、このコースの別の教科書にある「高齢者と家族」の章がなく、比較法や国境を越える問題を扱う章も資料からは見当たらない。
  • 管轄と時点に依存する。 出版社が挙げる判決や法案は英国のものであり、第12版が扱う改革提案の更新は、改革が実施されるにつれて古くなる。

コースにおける位置づけ

このコースの図書一覧のなかで、Cretney and Probert は家族法を通して学ぶ講義の主教材である。最も直接的な代替は Jonathan Herring の Family Law(第12版)で、こちらは章数が12と少なく、家族司法の章と高齢者と家族の章を含む。二冊は重点が異なる。Cretney and Probert は死亡時の権利と養子縁組に独立した章を置いており、Herring の章題にはこれが見られない。一方、Herring の目次には家族司法と高齢者と家族の章が加わる。

最初の入門には、Herring の Family Law: A Very Short Introduction が、法がなぜ今の形をとるのかを短い分量で説明する。John Eekelaar の Family Law and Personal Life は、権力、権利、尊重、責任といった観念を通して主題的に論じる。反対側では、Bromley の Family Law(第12版)が、制定法と判例のより詳しい叙述を求める読者のための、長い歴史をもつ詳細な叙述であり、Claire Fenton-Glynn の Children and the European Court of Human Rights は、子どもの権利の一つの流れに絞ったモノグラフである。

本書の使い方

本書は、イングランドとウェールズの家族法を初めて学ぶ学生と、家族法の要素を含む科目を取る非法学部の学生に向く。出版社は、本文が判例、参考文献、説明的な叙述によって支えられていると述べているため、判例や制定法を読み慣れていると役立つ。

実践的な進め方の例:

  • 中核: 枠組みと成人間の関係として第1〜4章、財産と資産として第5章と第8章、子どもと親子関係として第10〜13章。
  • 関連する項目: 第6章(家庭内虐待)、第7章(扶養)、第14章(国家の役割)。
  • 選択的: 講義で扱う場合に、第9章(死亡時の権利)と第15章(養子縁組)。

本書が改革提案(Courts and Tribunals Bill など)に触れている箇所では、頼る前に法案の現在の状況を確認すること。ある分野をさらに深く学ぶ場合は、一覧にあるより詳細な文献に進むとよい。